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外壁塗装の塗料の選び方【シリコン・フッ素・無機の違い】
更新: 2026-07-03
外壁塗装は「どの塗料を使うか」で、費用も長持ちも変わります。代表的なグレードの違いと選び方を、メーカーが公表している実際の数値をもとに整理します。製品ごとの一覧は塗料グレード早見もご覧ください。
塗料グレードの違い(メーカー公表の実データ)
下の年数・価格は、エスケー化研が公表している塗り替え用塗料52製品の実測集計です(出典:エスケー化研 公式 製品ページ・確認日2026-07-17)。当サイトが作った目安ではありません。
- アクリル:期待耐用年数5〜8年/設計価格1,740〜2,160円(8製品)。最も安いが最も短い。
- ウレタン:8〜12年/2,290〜3,030円(8製品)。費用を抑えたい場合に。
- シリコン系:8〜16年/2,710〜3,670円(23製品)。製品数が最も多く、レンジも広い。
- フッ素:15〜22年/3,760〜4,950円(12製品)。期待耐用年数は最長だが価格も高い。
- 無機(無機高分子):同社の塗り替え用は1製品のみで5〜7年/2,000円。
※設計価格は同社注記のとおり「300m2以上を基準とする材工共の価格であり、下地調整費は含んでおりません」。30坪の外壁はおよそ120㎡でこの基準を下回り、足場代も含まないため、戸建ての見積額とは別物です。期待耐用年数も「次の塗り替え時期の目安」で「地域、立地条件、方角等により異なります」とされています。
★「グレードが上なら長持ち」は、そのままでは成り立たない
上のデータで分かるとおり、グレード名と持ちは一対一で対応しません。
- 同じシリコン系でも8〜16年と幅がある(23製品)。「シリコンなら◯年」とは言えません。
- よく「最高クラスの耐久」と言われる無機は、同社の塗り替え用だと5〜7年の1製品のみ。※無機系でも25〜30年を公表する製品が他社にはあり、製品ごとに大きく異なります。
- 「ラジカル制御」は同社の樹脂分類には登場しません。呼び方・分類はメーカーごとに違います。
→ グレード名で決めず、見積書の「製品名」でメーカーの公表値を確認するのが確実です。
選び方の目安
- 製品名で確認する:見積書に書かれた製品名をメーカー公式で調べ、期待耐用年数を見る。
- 長く住む・塗り替えを減らしたい:フッ素系など期待耐用年数の長い製品。
- 費用を抑えたい:ウレタン系(次の塗り替え時期も考慮)。
「高い塗料は結局お得」は本当?
高耐久塗料は初期費用が高い一方、塗り替え回数を減らせるため、長い目では総額が抑えられることがあります(ライフサイクルコスト)。ただし「あと何年その家に住むか」で最適解は変わります。10年で引っ越す予定なら高耐久のメリットは小さくなります。
費用シミュレーターで塗料グレードを切り替えると、概算費用の違いを比べられます。最終的には業者と相談し、家の状態・予算・住む年数に合った塗料を選びましょう。
本記事は一般的な情報提供であり、個別の助言ではありません。外壁塗装の費用相場は面積・劣化度・塗料・地域・業者で大きく変わり、記載の金額はすべて目安です。実際の金額は業者の見積もりでご確認ください。補助金は自治体により異なります。